こんにちは!梅雨も長く続き雨の日も多くなっていますが、晴れの日には汗ばむくらい気温が上がることも増えてきましたね。私はジメジメとした暑さはあまり好きではありませんが、冬よりも夏の暑い方が体が動いて好きです。
前回は当院に来ていただいたらまずカウンセリングでしっかりとお話をお聞きしますという内容で書かせていただきましたが、今日はその続きです。
パノラマレントゲン写真
カウンセリングが終わったらまず、ほとんどの方にレントゲン写真をお撮りさせていただいています。パノラマエックス線撮影という、上顎も下顎も顎全体が映るレントゲン写真です。このレントゲン写真を撮ることで、今現在お痛みが出ている原因が分かることがあったり、他の部位の虫歯の状態、歯の根っこの状態、親知らずの状態、顎の関節の状態など様々なことを把握することができます。もちろん全体が映るということは一つ一つの歯に関する撮影の精度高くありません。ですので、追加でもっと小さな詳しいデンタルエックス線写真というものを撮らせていただくこともあります。
レントゲンの見方
レントゲン写真は硬いものほど白く映るようになっています。歯や骨など硬いものは白っぽく映り、被せ物の金属などは一番硬いですので真っ白に映ってきます。逆に何もないところ、お口の中や首もと、鼻の穴などは黒っぽく映ってきます。例えば虫歯の場合、虫歯という病気は硬い歯を軟らかく溶かしていく病気なので、レントゲン写真上では黒く映ってくるところは虫歯が存在しているということが分かります。他にも根っこの先に膿が溜まっている場合も、膿は液体で軟らかいので黒く映ります。歯周病で歯がグラグラしている場合も、顎の骨が溶けて軟らかくなっているので、歯の周りが黒く囲まれているのが分かります。
パノラマを踏まえて治療計画を立案
お話させていただいているように、パノラマ写真は顎全体が映るので、全体的なことを大まかに把握することには優れています。ですが、大きな写真なので小さな虫歯や膿、歯石などは映りません。レントゲンに映ってこないような小さな虫歯などは、お口の中を実際に見て見つかることも多くあります。まずパノラマ写真で患者さんのお口の中、顎の状態を大まかに把握することで、全体の流れを踏まえた治療計画を立てることができます。